アド・アストラ  Ad Astra ブラッド・ピットのワンマン・ショー - Kenjis Movie Review
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アド・アストラ  Ad Astra ブラッド・ピットのワンマン・ショー

これは、どういうジャンルの映画と言えばいいのか。宇宙モノのサスペンスでしょうか。
時は、月や他の惑星へ、だれもが宇宙船で行けちゃう未来です。ブラピは宇宙飛行士。だれもが知る高名な宇宙飛行士だった父親の影響を受け同じ職業に就いた訳ですね。父親は、数十年前に職務中、宇宙で消息不明となり死亡したものと推測。父親は、例のコーヒーのオヤジ、トミー・リー・ジョーンズが演っています。
宇宙でいろいろな事故が起き、宇宙中央執行部(こんな名称があるのかどうか)みたいなところから、原因は、父親は生存しており、彼が張本人かもしれないと告げられ、父親探しを命じられます。その旅が、映画のストーリーです。それに、親子の情愛と、夫婦愛の問題をくっつけたもので、ここの部分は、これまでいろいろな映画で、様々なバージョンを観ているので、新味はないです。
ジョーンズとか、ベテラン名優ドナルド・サザーランドが出ていますが、刺身のつま。ジョーンズは、ま、見せ場を作ってもらっていますが、非常に短いシーン。それと妻役の小太りの女優。どこかで見たことがあるなと思いながら、名前が浮かばない。あとで調べるとなんと日本でもある時期人気のあった、リブ・タイラー(ロード・オブ・ザ・リングなど)でした。ほとんど台詞なしの役。よって、この映画はブラピのワンマン・ショーなんですね。
ブラピは心情あふれる演技でマル。ルックスばかりが何かともてはやされるスターですが(かなり前ですが、「8モンキーズ」で助演賞ですがオスカーにノミネートされてます)、「ワンス・・・ハリウッド」でも好演で、もう演技派と言ってもおかしくないのでは。「ワンス・・」でも思ったことですが、ブラピは、あるカットは、(うわー、年取った!)と、あるカットでは(うわー、若!)と両極端の容貌を見せる不思議なスターです。どっちにしろ、ハンサムガイであることは変わらないですが。それからテクニカルなことには無知ですが、宇宙船から宇宙船へ辿り着こうとする際、無数の隕石(ですよね)から身を守るのに、あんなちゃちな盾でいいんですかね。
アド・アストラはラテン語で、星へ向かってと言う意味だそうです。
両手を挙げて面白いという映画ではないですが、サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーの宇宙もの「ゼロ・グラビティ」よりは、ずっとまし。

                                                        70点

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