お騒がせカップルになり下がってしまったハリーとミーガン - Kenjis Movie Review
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お騒がせカップルになり下がってしまったハリーとミーガン

ついに最悪の事態になってしまいました。ハリーはロイヤル・ファミリーから3月末で離脱し、まずカナダに移り、そこですったもんだとした挙句、ロスに移り、今後はそこがが定住の場所となる模様です。ロス?ロスはリッチピープルは子供を育てる場所ではないと、逃げ出している街ではないですか。
まだ結婚2年目にして、この暴挙にでるとは、信じられない行動ですね。現在の彼らの代名詞は、全てを失ったハリー、全てを得たミーガンというものですね。非常に暗い表情をするハリーと喜色満面のミーガンの写真を見ていると、なるほどそうなのかも知れないと思ったりします。このドラマの張本人はもちろんミーガンです。
こうなると兄のウィリアムの忠告が、的を得ていたと誰もが思っているのではないでしょうか。会って9ヶ月後に結婚を決めたハリーに、「そんなに急がないで、しばらく付き合い、お互いをもっと知り合ってからにしては」とアドバイスしたんですね。ハリーは結婚を急いでいたんでしょう。前のガールフレンド(ブロンドの美人だったと思います)にプロポーズし、彼女からロイヤル・ファミリーの一員になる自信はないと断られていたんです。で、ウイリアムの助言にカチンときたらしい。この頃です。兄弟の間がぎくしゃくしていると、メディアに噂されたのは。ウイリアムとケイトは、くっついたり離れたりしながら、約6年近い交際の期間がありました。
だいたい、ハリーにロイヤル・ファミリーを取るか私を取るかの選択をさせたミーガンは、一体なにさまのつもりなんだ。離婚歴のある30代後半の女優。女優?ほとんどの人が知らない無名の女優。キャリアは長いのに、誰もが知っているような劇場映画の出演はなし。テレビのシリーズ「スーツ」のレギュラーといっても、脇役でしょう。普通なら、年齢的にも、キャリア的にも、ハリウッドで夢を叶えるのはもう不可能。ふってわいたような玉の輿に感謝し、ハリーを支え、英ロイヤル・ファミリーの一員として頑張ろうとはならなかったんですね。普通の人間が、ロイヤル・ファミリーになると、そこには大きな抑圧が大きなストレスになるのは、美智子様、雅子様を見ればよく分かります。御2人は御病気になられたぐらいではないですか。ミーガンは、バカバカしいもうやーめたとすぐにサジを投げちゃったんですね。トランプのアメリカ・ファーストじゃないですが、ミー・ファーストなんですね。
最近故マーガレット妃の友人が本を出したのですが、彼女は記者に聞かれ、「ミーガンは、公務は、金色の馬車に乗ってスマイルで手を振ればすむと思っていたのではないかしら。ロイヤル・ファミリーの公務というのはボーリング(退屈)でハード(難しい)な仕事なのよ」とコメントしていました。
カナダ在住の頃もそうでしたが、現在もメディアのネタの一つは、膨大な費用がかかるファミリーの警備費を誰が出すのかという憶測ですね。カナダでは、国民の殆どが、政府が出すという案には大反対。ロスに移ると、誰に聞かれた訳でもないのに、トランプが、「とんでもない。アメリカ政府はビタ一文出さない」とコメント。2人は「自分たちが払う」と、それに反論。トランプとミーガンは、前の選挙の時から犬猿の仲。ま、財政面に関しては、心配する必要な一切ないのでは。いざとなったらダデイ(チャールズ)が、警備費を含めて面倒をみる筈。ダイアナという負い目もあるので。
それにしても、2人、特にミーガンにたいしては、言うことやることがバッシングの嵐になっています。少し同情したい気もしますが、身から出たサビだと思ってしまうんですね。メディアにアンチ・ミーガンの色が濃いです。一般人にとっても、英国では特に嫌われ者セレブの1人にすでになっていますが、これから世界的にもそうなるのでは。
ミーガンをパートナーに選んだハリーに同情すると、彼は今では一児の父親であり、一人前の男性。自身の選択ができるはずと反論が返ってきますが、そうでしょうか。ハリーは、言ってみれば、銀のスプーンを口にくわえて生まれてきた人間。一方ミーガンは、オーデイションからオーデイションの人生で、辛酸も舐め屈辱もあったでしょう。リアルな人間社会で鍛えられた女性。そして、ま、女優。こういう女性にとって、いくらヤンチャで反逆的な時期(全て他愛のないものですが)があったとしても、ハリーを手玉にとるのは簡単なことと思ってしまうのですよ。
今回の騒動。ミーガンは最初から計画していたのかどうか。それはないと思います。ただ、女優業は続けるつもりだった思いますよ。超セレブの形容詞が付いた以降、一流監督による一流作品のオファーがあるはずと睨んでいたのでは。そしてその時は、ハリーを説得してみせると。
こうして見ると、この女性のハングリー精神というか、上昇志向には並々ならぬものがあると思えます。そして、それはある種の人たちにとっては善だと思えるものでしょう。
ハリーをロイヤル・ファミリーから切り離したりすんなよと、ミーガンになぜ腹立つのか考えてみました。これまで、ハリーのファンだったんです。やんちゃでも、ダイアナの意志を引き継ぎ、いっぱい社会のためにいいことをしてきたハリー。ファンだった大きな理由は、彼がロイヤル・ファミリーの一員でプリンスだったからなんですね。ロイヤル・ファミリーを離れた現在、まったく興味がなくなっていることに気づきました。そう心変わりさせた張本人ミーガンに腹をたてているのかも知れないです。

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