OUT 演技派女優たちを無駄にしたしまらない映画

OUT 演技派女優たちを無駄にしたしまらない映画

小説「OUT(桐野夏生著)」は読んでいます。かなり前なので、詳細やらエンディングがどうだったのかなどは、全然記憶に残っていないのですが、当時としてはセンセーショナルだった、普通の主婦たちがDVの旦那を殺した仲間のため、共同で死体の解体作業をするという衝撃の小説だったことは覚えています。映画が本と全く違っているところは、映画がユーモアの隠し味を入れようとした点。腹巻だの痔だの盆と正月だの、ただし全く笑えない白々しい代物。苦笑しかできません。4人の女たちは、原田美枝子、倍賞美津子、室井滋、西川尚美そろって好演(特に原田)ですが、映画がしまらないので空回りの感。ベストパフォーマンスは、倍賞の母、ばあさんを演じる千石規子。セリフをいうシーンはワンシーンだけですが、全員を食っていました。ヤーさん役の間寛平は顔付きは丸でも、凄みが足りない。それと風呂場での解体シーンで、血が全く見られないのは何故。意図的なものなんて監督言わないでくださいね。そのくせ、血がこびり付いたんでしょう、タイルの間を歯ブラシかなんかで擦ってるシーンがご丁重にあるんですね。解体シーンは、まるで引越しの梱包をしているような情景でした。原田はアングルによって、倍賞千恵子によく似てるんですね。
          50点

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