18 Nov ハローウィーン 40周年記念の新作は大ヒット
ジェイミー・リー・カーティス主演、ジョン・カーペンターのホラー、「ハローウイーン」の第一号が出たのは1978年。これはスマッシュ・ヒットとなり、ホラー映画もマネーメイキングになり、シリーズになることを示したはしりの映画。
ジェイミーーはハリウッド黄金時代のカップル、トニー・カーティスとジャネット・リーの娘で、これがデビュー作。当時、美男美女の両親にしては、娘は綺麗じゃないなと陰口をたたかれましたが、日本でもそうですが、2世タレントはデビュー時はさわがれますが、ほとんどが息が続かず消えて行く中、コメディもシリアスドラマもこなす女優として生き残っています。
1号から40年を経た新作「ハローウィーン」は、大ヒットになりました。制作費が10ミリオンで、現在アメリカだけで150ミリオンの興行成績。映画は制作費の約3倍の興行成績でトントンと言われてますが、プロデューサーは笑いが止まらないのではないですか。今時ハリウッド作品で制作費が10ミリオンなんてえらい安くつくれたんだなと驚きます。多分、エグゼクティブに名が連なっているカーペンターや主演のジェイミーは、歩合制でこの映画に関わっているんだなと邪推します。
これまでに、シリーズとして何回も制作されていますが、この新作はそれらをまったく無視して1号から40年経って起きたホラーという設定ですね。サイコキラー、ブギーマンことマイケル・マイヤーズも40年を経て、おっさんに変貌しています。ずっと精神病院に隔離されてきた訳ですが、護送中勿論逃亡します。そして究極の目的は、ジェイミーー扮するローリ・ストロードを殺すことです。ローリーも40年を経て、10代の孫も居るおばあさんです。今回メインでマイヤーズにやられるのは、孫とその友達。例のごとく残虐な方法で、一人また一人と殺されいくんですね。
マイヤーズは孫娘を追っかけて、ローリーの住む家へたどり着きます。ここで、マイヤーズ対3世代の女たちの血にまみれた戦いがおっぱじまります。
最後は、女たちの勝利で、マイヤーズは家もろとも焼き殺されてエンドです。正直言って1号の方が、怖かったですが、これはこれで、新味はないものの手堅くまとまったホラーです。
ジェイミーーは白髪がいっぱいのロン毛で、銃を手にマイヤーズに向かいます。もうすぐ還暦を迎えるジェイミーですが、スレンダーな体型は変わらず、アクションも年に似合わずキビキビしてますよ。この大ヒットでまた忙しくなるのでは。
ここで断言しましょう。この映画で死んでしまったマイヤーズですが、必ず復活します。ハリウッドが、こんな金のなる木を手放すははずがないじゃないですか。
70点
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