1リットルの涙       良質の難病ものです

1リットルの涙       良質の難病ものです

実話なんですね。豊橋に住む木藤亜也さんという少女が、中学生の頃、脊髄小脳変性症という病気が発症し、25歳という若さでこの世を去るまでを描いた作品。亜也さんが書き綴っていたノートが、1リットルの涙というタイトルの一冊の本にまとめられベストセラーになったものを映画化したもの。
難病ものの映画は、ある意味難しいのですが、とても共感できました。素晴らしいのは、亜也さんを演じた大西麻恵と監督の岡村力。病気が進行するにつれて手や足の動き、顔の表情などが変化していくのですが、大西は完璧に演じていたと思いました。
それに真っ直ぐで素直な演技は、容易に心に入ってきます。岡村監督の抑制した、淡々とした展開ぶりもいいです。特にラストシーン、亜也さんの死は、盛ろうと思えばいくらでも盛れる場面ですが、シンプルにスクリーンで文章によって告げるだけです。
大げさじゃないバックミュージックもマル。いい年をしたオッさんが、時々涙を流しながら観ました。
2004年制作で、以降監督と大西麻恵がどうキャリアアップしたのかチェックしましたが、意外にもパッとしていなくて、特に岡村監督は全く次の作品に続いていないことに、驚きました。
                    75点

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