老後の資金がありません もう少しで及第点に届きそうなコメディ - Kenjis Movie Review
6148
post-template-default,single,single-post,postid-6148,single-format-standard,bridge-core-3.0.3,qode-page-transition-enabled,ajax_fade,page_not_loaded,,vertical_menu_enabled,qode-title-hidden,qode_grid_1300,side_area_uncovered_from_content,qode-content-sidebar-responsive,qode-child-theme-ver-1.0.0,qode-theme-ver-28.9,qode-theme-bridge,disabled_footer_top,disabled_footer_bottom,qode_header_in_grid,wpb-js-composer js-comp-ver-6.9.0,vc_responsive

老後の資金がありません もう少しで及第点に届きそうなコメディ

いつ誰が言ったのか知りませんが、老後には2千万円の資金が必要という考えが日本中を駆け巡り、今では老後の必須事項のように定着してしまっているんですね。「頑張って貯めなきゃ」とか「そんな大金貯まるわけないじゃん」とか、一時喧々ごうごうとなりましたが、そういう世相を下敷きにしたコメディです。原作は垣谷美雨の同名小説。中年夫婦(天海祐希と松重豊)の家庭。一男一女が居るところに、夫の母親(草笛光子)の同居を押し付けられ、夫は失職、天海もパートを打ち切られ、お金に振り回されるドラマです。主役の天海がなかなかいいです。超美女で高身長の女優はコメディには向かないんですよ。まず、コメディ演技に必須の間の取り方が、マル。わざとらしいシーンもありますが、これは脚本の責任。やり過ぎないコメディ演技で、きちんとコントロールされています。一番愉快と思ったのは、草笛との会話で、天海が「あなたは宝塚は無理よ」と草笛にニベもなく言われるところ。現在のトレンド、オレオレ詐欺や、シェアハウス、生前葬なども押さえていますが、それ程パンチは効いてない。ラスト近く、草笛(松竹歌劇団)と天海(宝塚)による「ラストダンスは私と」のデユットは、観客へのプレゼント。最後、夫婦はシェアハウスへ入るんでが、彼らのちゃんとした一戸建ちの家はどうなったの。かなり細かくお金を扱ったコメディなんだから、売却して十分に2千万円をゲットしたとか、ローンがあるのでレントにしているとか、事後報告をすべきだと思いました。ここのところが舌足らず。
 65点

No Comments

Post A Comment