約束  ショーケンが初々しいデビュー作 - Kenjis Movie Review
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約束  ショーケンが初々しいデビュー作

萩原健一、ショーケンが68歳で逝ったことにショックを受けました。まだその余韻が尾を引いています。GSのテンプテーションのリードボーカルだったショーケンが、グループ解散後、映画監督を目指し、助監督として加わったのが「約束」。ところが男優が、スケジュールが合わなくなっておりたため、急遽現場に居たショーケンがお鉢が回ってきたというのは有名な話。男優は中山仁で、この映画にワンシーンだけは出演してます。超イケメンで、ワンシーンですがこのハンサムな俳優はだれだと、強い印象を残します。
主演は、パリから里帰りして撮った岸惠子。岸が演じるのは夫殺しの罪で服役中の女囚で,仮出所が認められ女性監視官に付き添われ夫の墓参りへ行く汽車の中で、傷害現金強盗という犯罪者でもあるショーケンと知り合い、二人は次第に心を通い合わせるんですね。刑期が終わった時、ある公園で会うことを約束するんですが、ショーケンの方が今度は警察に逮捕され、それを知らない岸は公園で、一人待ち続ける。そういう映画です。
岸の顔のクローズアップがやたら多い映画ですが、さすが女優。全て表情が違ってます。それからそこに立っているだけで、ニュアンスが漂う女優ですが、現在では、そんな女優は皆無ですね。
それに対して、ショーケンの初々しさ。そして何のてらいもない自然な演技。俳優としてのショーケンが誕生です。男女が出会い、そして別れがあるという何の変哲も無いストーリーですが、岸とショーケンが演じることで、切ない愛のカタチが心に残ります。
岸惠子さん(ここからはさん付けです)は、前から憧れの女優さんでした。パリにステイ中、岸さんが住むサンルイ島を散策中、あるマンションの裏木戸が開いていたので覗くと、壁にかかっていたボードに、マダム・ケイコ・キシの名前を見つけてビックリしました。ここが岸さんが住んでいるマンションなんだ!驚きすぎて写真を撮るの忘れたほど。
それから数年して、岸さんの横浜のご自宅で、単独インタビューできるとは夢にも思っていませんでした。
岸惠子さんエレガントな美女で、自由人という印象を持ちました。非常に緊張しましたが、至福の時間でした。

                                            75点

 

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