狂った果実      石原裕次郎第一回主演作

狂った果実      石原裕次郎第一回主演作

前回に続き、これもリアルタイムでは知らない映画です。もちろん、「太陽の季節」のチョイ役で映画デビューした裕ちゃんの初の主演作であり、共演者の北原三枝と結婚するキッカケになった作品だったいうのは知っています。原作は兄の慎太郎で脚本も。
湘南族の若者たちのドラマ。訳あり女性を兄弟が好きになったことで起きる三角関係の悲劇ですね。こういう類はフランス映画がお得意で、兄弟愛と男女愛がかぶさり、じっくりと重いドラマが画面に繰り広げられるものと思いますが、日本人がこれをやると何かぎこちない。そんな感じの映画です。それとこの時代の若者は老け顔というか、男女共大人びた顔つきをしてるんですね。裕ちゃんと津川雅彦が兄弟で訳あり女が北原。津川は目が綺麗なイケメン。裕ちゃんは、どちらかというと童顔です。北原は落ち着いた大人の女性の魅力を発揮。裕ちゃんはやっぱ足が長くてカッコいい。津川と並んで歩く後ろ姿のカットがありますが、その差は歴然。津川だって日本人として決して小さな人じゃない筈(多分)。北原はいわゆるビジン・ザ・ビジンではないですが、スタイル抜群の個性派美女。裕ちゃんの好みに合ってたということですね。それから裕ちゃんというのはエエとこのボンですよね。それにしては歯並びがとても悪い(何を見ておるのだ!)。でもその後きちんと矯正したようです。
異色の中平康監督の作品なので期待はあったのですが、テーマは不良消化。白黒ですが、劇場で観れば、せいせいとした海のシーンは満喫できたかも知れない。
                    50点 

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