映画ジャーナリスト・坂井健二の映画批評ブログ:当ブログは、劇場、TV、DVD、あるいはYOUTUBEなどで観た映画を、新旧ごちゃ混ぜで、洋画一本、邦画一本を取り上げてレビューします。

新聞記者 底が浅く薄っぺらな映画

 

 

腐敗を暴く映画は履いて捨てるほどありますが、これはとてもレベルが低い。ここで日本政府の腐敗を暴くのが、ジャーナリスト(シム・ウンギョン)と内閣情報調査室に勤務する若手エリート(松坂桃李)。映画がスタートして、何故何度も、例の望月女史が他の男性と、政府が何だらかんだら、ジャーナリズムが何だらかんだらと論じる画像が出てくるのだろうと不思議に思っていたら、この映画は彼女の本「新聞記者」を映画化したものなんですね。ただし本の内容と映画の内容は全く別のものらしいですが。特に映画の真ん中あたり、デモがあり、その一人と話している彼女のフルショットまであり閉口しました。この映画のお山の大将が誰なのか知らないですが、こういうのを忖度というのじゃなかったですか。そしてそれを大げさにいうと腐敗につながるのでは。気を付けないと、腐敗を扱った映画に腐敗のニオイがと、ビッグジョークになりかねないですよ。脚本が安易。特に映画のクライマックスとなる、政府の機密重要文書を松坂くんが見つけるシーンは笑っちゃいました。数分でどこにあるかを見つけるんです。第一、機密重要書類を納めてあるファイルボックスは、鍵が掛かっているのが常識じゃないですか。ただ主役の二人は熱演です。 

  60点

 

 

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