愛の嵐The Night Porterホロコーストの中で生まれた異常な愛

愛の嵐The Night Porterホロコーストの中で生まれた異常な愛

 

 

 

戦争が終わり約10年が経った頃、冬のウィーンで、元ナチの親衛隊と彼の慰みものだったユダヤ人の少女がホテルで遭遇したことで起きる悲劇の愛憎のストーリー。少女は有名な 指揮者の妻で宿泊客、男はナイトポーター。英国の名優ダーク・ボガードとシャーロット・ランプリングの競演です。映画を見たときは、なんだか血のかさぶたをはがすような愛だなと思いました。どういう意味だと突っ込まれると答えが出ないんですが。もっと平たく言うと、SMのデカダンスバージョンかな。女流のリリアーナ・カヴァーり監督はもっと深い意味を意図しているものと思われますが。夫が用事で不在なり、二人の関係は、収容所のそれに戻るんですね。最後は、ボガードはナチの制服を着て、ランプリングは少女の服装をして死の道行を。彼らの疎ましき思い始めた親衛隊の生き残りのグループによる銃声が炸裂し終わります。ボガードも勿論素晴らしいですが、ランプリングが大きな印象を残します。驚愕と恐れ、愛憎. 表裏一体のオブセッションが男との死を導くという難しい女の心理を、画面に余すことなく焼き付けます。この映画で第一線の国際スターとしての地位をゲットしました。ちよっとした難点は、収容所のことがフラッシュバック出てくるんですが、全裸になったランプリングは、少女としては胸に弾力がないなと思いました。ま、どうでもいい事ですが。

             80点

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