忍びの者  市川雷蔵ヒットシリーズの第一弾

忍びの者  市川雷蔵ヒットシリーズの第一弾

36才という若さで早逝した日本映画の大スター、市川雷蔵。今でも雷蔵ファンは絶えません。大映時代、勝新太郎と人気を二分しました。勝新が座頭市のヒットシリーズを持ったように、雷蔵も眠狂四郎シリーズが超有名ですが、他にも色々あります。忍びの者もその一つ。第一弾は、監督が後に骨太の社会派映画で巨匠になった山本薩夫なので、面白くない訳がない。
1962年の作品なので、もちろん特撮もなく、忍者のアクションも手作りという感じがします。笑ったのは、忍者の歩き方で、競歩のような感じでサッサッと歩くんですね。馬鹿にした笑いじゃないっすよ。ほのぼのとした笑いです。
それでも最後の方の、織田信長が伊賀忍者の住処を襲撃するシーンは迫力がありました。本当!
それから忍者合戦の映画と思っていたんですが、石川五右衛門の話なんですね。五右衛門風呂で有名な奴ですね。
五右衛門のマスターが伊藤雄之助で、怪優が怪演です。遊女で後で妻になるのが藤村志保。
雷蔵という人は、普段の写真などでは(特にメガネをかけていると)、やさしそうな普通のおっさんという感じですが、いざスクリーン上に現れると、まるっきり2枚目になっちゃうんですね。カメラに愛された顔というのかな。それと、声がいいです。ソフトで艶のある声というのかな。
                    70点

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