少女 告白よりはマシな湊かなえ原作の映画化

少女 告白よりはマシな湊かなえ原作の映画化

 

 

売れっ子のミステリー作家湊かなえ原作です。彼女の小説の映画は、「告白」と「白ゆき姫殺人事件」を見ていますが、これが一番マシだと思います。この人のミステリーは、いつも種明かしに、ええ、そんなのありと思っちゃうんですね。幼馴染のふたりの少女の友情の軌跡というものを柱にして、色々な風俗のドラマを投げ込んだ映画として見れば、平均点は十分に取れる作品だと思いました。それに脚本を練っているというか工夫の跡が明らか。ドラマとドラマの意外なつながり、人間と人間の意外なつながりなどです。ただ一箇所、駅で電車を持ってるおっさんに近づき少女が「痴漢しただろう」を駅のプラットフォームでお金を巻き上げるシーンはもう一工夫欲しい。こんなの普通なら、バカ娘何の寝言を言ってるんだと恐喝の罪で、交番署へ引き連れて行きます。製作サイドは、このシーンは少女達とおっさんは同じ電車に乗ってきてそして同じ乗り換えの駅で起きたドラマのつもりだと思いますが、見てる方は、そのように想像力を働かすほど親切じゃないっすよ。元SMAPの稻垣吾郎クンとアンジャ児島一哉もバイプレイヤーとして、なかなかの存在感。一番の収穫は本田翼。少女特有の多彩な顔をメリハリの効いた演技で見せ、女優としていい線を行くのではないでしょうか。

         70点

 

 

 

 

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