卑弥呼    篠田/岩下作品の野心作

卑弥呼    篠田/岩下作品の野心作

野心作というより実験作とでも言った方がいのかな。73年の作品で、一連の篠田/岩下作品としては、初期の頃のものです。邪馬台国に君臨した神秘の女王卑弥呼を描いたもの。舞台様式とか前衛舞踊なども取り入れた、一種の政治陰謀劇と捉えてもいいのかもしれない。正直なところ、こういうタイプの映画は苦手です。
終わって、映画が主張するものが明確に入って来ない作品。と言ってエンタメでも全くない。
最後、三國連太郎を上から撮っているんですが、ほらほらヘリコプターの影がミエミエじゃんと思っていたら、そうではなく、
カメラが引くと、古墳のようなものの全景があり、その周囲には現在の様子、工場やら住宅街の俯瞰図になるんですね。監督は何を言いたいのだろうと考えてみました。この古墳には、こういうドラマがつまっているんだということか、あるいは日本人の先祖のドラマ、あるいは現代にも通じるドラマ。分からないです。
一つだけ感心しました。草刈正雄です。たしかルックスを買われて、監督からコールがあったそうですが、これが映画デビューにしては、100%イケメンで堂々たる演技でした。  
                    60点                    
      

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