ローズマリーの赤ちゃん   Rosemary’s Baby ホラー映画のクラシック

ローズマリーの赤ちゃん   Rosemary’s Baby ホラー映画のクラシック

監督は才能豊かなロマン・ポランスキー。ポーランンド出身で、ホロコーストのサバイバー。「水の中のナイフ」や「反撥(カトリーヌ・ドヌーブ主演)」などのヨーロッパ作品での才能を認められ、ハリウッドからお呼びがかかり、第1作となったホラーです。ホラー映画のはしりになった作品で、悪魔教の話です。世界中で大ヒットになりました。原作はアイラ・レヴィンのベストセラー小説。
ニューヨークのアパートに引っ越してきたカップル(ミア・ファローとジョン・カサヴェテス)。そこで悪魔教のグループと知り合ったことから起きる悪夢。ファーローは悪魔の子供を産む羽目になるんですね。カサヴェテスは、売れない俳優で、成功を引き換えに悪魔に魂を売ってしまうハズバンドです。隣に住むのが悪魔教のリーダーのような老夫婦(シドニー・ブラックマーと素晴らしいルース・ゴードン)。アパートは、ジョン・レノンとオノ・ヨーコが住んでいた有名なダコタ・ハウス。レノンがマーク・チャップマンに銃殺された場所としても有名です。
脚本もポランスキーで、次第に恐怖が盛り上がって行くプロセスはプロの仕事技で、無駄が一切ありません。それにテーマミュージックも抜群に効果的です。ゴードンはこれでオスカー(助演賞)をゲットしましたが、いっぺんでファンになりました。もし再見する機会があれば、ファローたちを初めて夕食に招いた時、デザートのケーキの食べ方に注目してください。笑っちゃいます。
ゴードンもいいんですが、主役のローズマリーを演じるファローも、これが初主演作ですが、魅力あふれるホラー映画のヒロイン像で、代表作になりました。ファローはオスカーにノミネートさえされなかったのは不思議と言わざるをえない熱演ぶりです。
それから最近、ユーチューブで再見したのですが、ファローのファッション、衣装に驚嘆しました。どれも現在の女性が着ても、まったくおかしくない。古くささを感じさせません。ファローのエキセントリックな美貌とスレンダーな姿態が大きなプラスだとは思いますが、これは1968年の作品ですよ。

                                                   80点

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