ザ・ラスト・ウェイブ   The Last Wave 良くできたオーストラリア産のオカルト映画 - Kenjis Movie Review
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ザ・ラスト・ウェイブ   The Last Wave 良くできたオーストラリア産のオカルト映画

 

 

「ピクニックatハンギングロック」という秀作の後、ピーター・ウェアー監督がメガホンを取ったのが「ザ・ラスト・ウェイブ」。主演は、アメリカから呼んだリチャード・チェンバレン。TV「ドクター・キルディア」のヒットでスターにと言っても、ほんとんどの人はもう分からないのでは。それよりも、世界中で話題になったTVミニシリーズ「将軍」の主役だった俳優の方が通りがいいかも。島田陽子も出ていたあれです。

当時のオーストラリ映画は、主役に超有名(主演料が高すぎる)ではないですが、ある程度知名度があるアメリカ人俳優やイギリス人俳優をよく使っていました。理由はアメリカでの配給を見込んでですね。

アボリジニの持つ神秘性をうまく取り込んだストーリーです。シドニーは各地で異常気候現象が。これまで見たことがない大きなひょうが降り、大雨が続いている。チェンバレンは弁護士で、アボリジニ人の殺人事件を担当するのですが、彼は予知能力があり、悪夢にうなされ、夢の中で一人のアボリジニ人が(デビッド・ガリピリル、アボリジニ人のスーパースター)何度も出てくるのですが、裁判の過程で、同一人物が現れ驚きます。彼が今から何が起きるのか。その秘密を知っています。簡単に言えば、世界終末のオカルト映画。彼に導かれ地下の洞窟で発見したのは、これまでオーストラリアは、何度も大波にやられて沈没しているアボリジニの絵です。そして最後の大波の絵を指して、今これが起きようとしていると警告します。すでに時遅しで、洞窟から外へ出るとそこはボンダイビーチ。祈るように水平線を見つめるチェンバレン。見る見る大きくなって行く最後の波に、観念したように目を閉じるチェンバレンのクローズアップで映画は終わります。

1977年の作品で日豪プレスがスタートしたのと同じ年です。高校生新聞に毛がはえたようなシロモノでしたが、日豪の交流の一助になりたいと思ったのは本当で(若くて純粋でした!)、在住の日本人に豪映画を知ってもらいたいと思い、豪日交流基金にサポートしてもらい、この映画の無料鑑賞会を開きました。たくさんの人が来てくれて、とても面白かったと言ってもらい、良かったと安堵しました。ただ、不定期でも継続したいと思っていたのですが、結局これ1回で終わり、不甲斐無い。

これは、YouTubeで全編見ることができます。

                                       80点

                                    

 

 

 

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