映画ジャーナリスト・坂井健二の映画批評ブログ:当ブログは、劇場、TV、DVD、あるいはYOUTUBEなどで観た映画を、新旧ごちゃ混ぜで、洋画一本、邦画一本を取り上げてレビューします。

ミュリエルの結婚     Muriel’s Wedding アバのミュージックを全編に使ったコメディ

スウェーデンからの4人組アバは、最初にオースラリアでスーパースターになったんですよ。それから瞬く間に全世界を制覇したんですね。テレビに彼らが頻繁に出るようになって、音楽は抜群にいいのに、衣装は泥臭いなとという目で見てたんですが、アバに関してはオーストラリア人は先見の明がありました。その泥臭さが、オージーの素朴なキャラ(当時は)にぴったりきたのかもです。一番の人気は、ブロンドのアグネッタ・フルツコグ。世界で一番キュートなヒップに持ち主と賞賛されていました。
そうなるとアバのヒット曲をフルに使って豪映画が作られるのも当然でしょう。結婚願望の強いアバ大好きのデブの女性ミュリエルが、悲喜劇のドラマを経験しながら、最後には自立し解放されるというよくあるストーリーですが、アバの曲とともに、気持ちよく楽しめます。トニー・コレットはこの役のために、体重を20キ増やし女優根性を見せました。それと、この映画から2人の、豪女優が世界へ羽ばたきました。主役のコレットと彼女のベストフレンドを演じたレイチェル・グリフィスです。ニコール・キッドマンやケイト・ブランシェットのように派手ではないですが、着実に、国際的なキャリアを築いていますよ。
この映画について全く個人的な感想ですが、ドラマの中で、グリフィスが難病にかかるのですが、こういうひねりは必要だったのかと思いました。ここでコメディの波長が変わり、あれっと思ったので。それも後味の悪いあれっです。
                 75点

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