ホイットニー   Whitney ホイットニー・ヒューストンの48歳の生涯を追ったドキュメンタリー

ホイットニー   Whitney ホイットニー・ヒューストンの48歳の生涯を追ったドキュメンタリー

2012年の2月に、ドラッグが原因で(入浴中に、コカインの影響で心臓発作が起こり、浴槽に沈み溺死という検視結果)
ビバリーヒルトンホテルで、48歳の生涯を閉じたホイットニー・ヒューストン。
ヒューストンとくれば、すぐ思い浮かぶのは、映画「ボディガード」と世界中で大ヒットした主題歌「オールウェイズ・ラブ・ユー」ですね。このドキュメを観ると、それが彼女の最高地だったことがよくわかります。それ以降は、ドラッグ、夫ボビー・ブラウンの問題、キャリアの低迷と負のスパイラルに。一時的にビルボードナンバーワンのアルバムも出しますが、それがカムバックのキッカケにはならず、ドラッグと健康問題と財政難の3重苦で首が回らなくなり、ビバリーヒルトンでの不慮の死を迎えます。
このドキュメで一番驚いたのは、アルコールと薬物依存の治療のために、施設に入るんですが、お金が続かなくて途中退所
しなければならなかったというところです。確か、あるレコード会社との契約が100ミリオン・ドルで大きな話題を提供したシンガーだったはず。「オールウェイズ・ラブ・ユー」は、世界中でマルチ・ミリオンセールをした大ヒット曲。そのホイットニーが、治療施設をお金が続かなくて退所する羽目になるとは!
かなり前からのドラッグ・アディクトで、ほとんどのお金が、ドラッグに使われたんでしょうか。それから、人気シンガーになると、家族親戚が寄生虫のように、ホイットニーの周りに集まってくるんですね。特に、昔離婚した父親がワーストケース。見る見るうちに、ローレックスの時計やら、金のネックレスやら、高級自動車を所持し、彼女の事務所を牛耳るようになります。こういうのを観ていると、すこし頭をひねってしまいますね。西洋人というのは個人主義が徹底していて、こういうのをビジネス的に割り切れる人種と理解していたんですが。それとも、黒人の社会は、日本人と同じように、しがらみの世界なんでしょうか。
ドキュメはかなり工夫の跡が見られます。彼女の、その時その時の世相を織り込んでいます。アポロの月着陸や、オバマ大統領誕生とかです。ただ観終わって、それに関してはそれほどインパクトはなかったので、なぜだろうと考えてみました。たぶ
ん世相をこえるほど、ホイットニーの存在が大き過ぎたからかもしれません。
20代の一人娘も、母の跡を追うように、亡くなっています。同じようにドラッグが原因で。

                                                 70点

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