ティファニーで朝食を  Breakfast At Tiffany’s オードリー・ ヘップバーンの代名詞のような映画

ティファニーで朝食を  Breakfast At Tiffany’s オードリー・ ヘップバーンの代名詞のような映画

日本人に最も好かれた外国女優オードリー・ヘップバーン。オードリー信仰とでも言える根強いものがあります。何故日本人はオードリーが好きなのかをいろいろな角度から考察すると、かなり高度な日本人論が出てくると思いますね。
「ティファニーで朝食を」は、オードリーの代表的な作品。原作は、トルーマン・カポーティのベストセラー小説。ただカポーティは最初ホリー役にヘップバーンを反対していたんですね。彼がイメージしていたのはマリリン・モンロー。確かに、ホリーは平たく言うと高級売春婦。オードリーが売春婦なんてとんでもないですよね。マリリンが演っていれば、グッとリアルなストーリーになったと思いますが、オードリーが演ることで一つのファンタジーとなり、色褪せない永遠のクラシックになったと愚考します。
ロマンスの相手役は、当時新人だったジョージ・ペパード。小説家志望の、これも平たく言うとジゴロ。金持ちの年上の女の囲われ者。考えてみると売春婦とジゴロのラブストーリーで、どんだけダーティなロマンスものなんだと言えることも出来るんですが、オードリー・マジックでエレガントなホロリとさせる純愛ものに昇華してます。オードリーは美しいだけではなく、ニューヨークへ探しに来た非常に年上の夫に別れを告げるシーンや、有名なラストシーンでも、陰影のある演技で感動させます(オスカーのノミネーションをゲット)。
オードリーにインタビューできたのは、90年代に入ってすぐだったので、亡くなる数年前だった思います。ユニセフの親善大使として来豪。シドニーで共同記者会見後、すべてのメディアと単独インタビューを果たしました。共同記者会見で同じく親善大使のアーティスト、ケン・ドーンが壇上でスピーチをする時、ちょうどオードリーのすぐ後ろに座ることになったのですが、長く細い首を見ながら、これが世界中の女性が欲しがっている美しい首なんだと見とれていました。
インタビューで目の前のオードリーは、さすがに時の流れを感じましたが、まったく変わらないと思ったのは強い意志的な光を放つ大きな綺麗な瞳。「私が話すことで、ユニセフに1ドルでも寄付が多く集まれば、とてもハッピーです」とコメント。
30分程度のインタビューでしたが、終了後、幸せと満足がミックスしたような気持ちに包まれました。ずっと後になってからですが、それは素晴らしい人に会った感動だったと気付きました。
                          85点

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