ゴールデンスランバー     滑り出し好調も後は穴ぼこだらけ

ゴールデンスランバー     滑り出し好調も後は穴ぼこだらけ

オープニングは、なかなか良くて、どういう展開になるのかとワクワクしましたが、すぐ失速。あとは、これは一体どういうことなのと疑問の連続です。
大学時代の仲間、堺雅人と吉岡秀隆が落ち合うのですが、仙台の街は首相のパレードが。吉岡が「お前をオズワルドにしようとしている」と告げた後、首相の車、そして吉岡の車が爆発。堺は首相の殺人犯として追われる逃亡劇。
まずテクニカルの部分のまずさは、時間経過の取り方がでたらめ。今思い出すだけでも、深夜、交番(デスクワークをしているお巡りさんの姿が見えます)の前でポリの部長ぐらいかな、執拗に堺を追い捕まえられた香川照之に「自首しろ」と薦められるところに、濱田岳が車で大激突。普通ならおまわりさんは、一体なんなんだと直ぐ飛び出てくるべきところ、なんやかんやあった後、おまわりが銃を向けるカットがあり、直ぐ悪人に射殺されるんですね。おまわり、どこへ行ってたんだよ。
次は、最後の方で、香川と堺がかなり離れた距離をおいて対峙中、連続の大きな花火が夜空にあがり、香川がそれに気を取られているすきに近くのマンホールへ堺はもぐりこみ逃走。香川が堺が姿を消し、マンホールの蓋がずれていることに気づき、マンホールに走り蓋を開けると、なんと堺はまだ段(短い段です)を降りているところ。香川が蓋を開けるのをずっと待ってあげてたの?他にも色々ありましたが、くだらないので忘れました。それからフラッシュバックの入れ方がまずいので混乱します。で、あれ、これは学生時代のことなんだと何度も再確認しなければいけない。花火とビートルズの歌「ゴールデンスランバー」が重要な役割を果たすべきなところ(そうですよね)、効果ゼロ。
なぜ堺が、犯人に仕立て上げられたのか、吉岡がなぜ知ったのか、連続刺殺殺人犯の濱田の背景とか、一切説明はなし。
オープニングのエレベーターの男は最後にも出てくるけれど、整形によるもう1人の堺がいるはずなんですが、そいつなの?
これは伊坂幸太郎の何部作かのベストスセラー小説の映画化で、本を読んでいれば理解できるというのなら、映画としては失格です。映画は一本の中で起承転結すべき、あるいはストーリーを理解できるべきものだと思うので。
一つ発見は、この頃堺は初々しくイケメンで、演技のタッチとか時にはルックスまで、田中圭に似てますね。いや、堺の方が先にスターになったので、田中は堺に似てますねと言うべきかな。
                            50点

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