映画ジャーナリスト・坂井健二の映画批評ブログ:当ブログは、劇場、TV、DVD、あるいはYOUTUBEなどで観た映画を、新旧ごちゃ混ぜで、洋画一本、邦画一本を取り上げてレビューします。

クレージー・リッチ! Crazy Rich Aisans

  • 2018年9月30日
  • 2018年12月5日
  • 洋画
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 最近のハリウッド映画のクレジットで、よく中国語を目にしませんか。中国の資本が入っているという意味です。ハリウッドへの中国の侵入が顕著なわけで、かっての日本のような現象が起きているんですね。今後どうなるのか。日本のようにバブルが弾けて消え去るのか。あるいは勢力をますます大きくしていくのか。

 今世界中で大ヒット驀進中の「クレージー・リッチ!」はその逆を行く映画というか、ハリウッド製で、オールチャイニーズの作品です。

 簡単に言ってしまえば、シンデレラストーリー。ニューヨークで、普通の女の子が恋愛中の男性の家族に会うため、シンガポールに出かけ、そこで知った男性のバウックグラウンド。超一流の名家で超大金持ちの家族だったことで起きる、ドタバタコメディー。

 身分違いで起きるシリアスなドラマをメインにしてコメディで全編を包んだ映画。女の子と彼の母親との確執はこれまで何ども見たシュチュエーション。ユーモアもそうです。一番ダサかったのは、これまでいろんな映画で見たフィンガーボールの水を間違えて飲むシーンですが、状況がおかしい。テーブルに置かれたのを飲むというなら分かりますが、ヒロインは目の前を給仕がボールを持って通り過ぎる時、それをひょいと取り上げ飲んじゃうわけです。あんた吸水鬼なの?

 斬新さの無い映画を、いききとした恋愛コメディにした最大の功労者は、ヒロインを演じるコンスタンス・ウー。台湾出身の女優だそうです。美人顔ではないですが、チャーミングでメリハリの効いた演技は容易に観客の心を掴みます。

 舞台のシンガーポールは、映画のマジックで非常に魅力的に撮られていますが、映画のラストの舞台、有名なホテル、サンズにも何度か泊まりましたが、あんなに素敵じゃないっすよ。

 

 

70点

 

 

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