04 Apr Drコトー診療所 あいさつに困る映画
テレビで大人気だったシリーズなんですね。その辺は住んでいる場所柄ほとんど知りません。ただタイトルと、離島で生きるドクターのヒューマンタッチのドラマで、主演が吉岡秀隆というのは、インプットされていました。テレビの名作シリーズが終了したあと15年後に最終編として映画化されたそうです。結論から言うと、テレビドラマが素晴らしいのなら、そのまま終わっていた方が良かったのではと思わされるような出来でした。沖縄辺りの孤島にあるDrコトー診療所。主人公も住民も老けました。東京からおぼっちゃまドクターが研修に来るのと、島が暴風雨に襲われるのと、診療所がクローズになるかもしれないと言うドラマと、吉岡が白血病というのをごちゃ混ぜにした作品。暴風雨にやられて、犠牲者が次から次へとし医療所を訪れるのですが島民全員が来たような盛況ぶりで、足や手が痛いぐらいで大袈裟に診療所へ来るんじゃないと、一喝したくなりました。吉岡は、オペ中倒れるのですが誰もヘルプに来ない。が、しばらくして立ち上がり、オペを再開。そこからバックミュージックが行進曲風に変わり、吉岡がパッパッとオペに集中するのには笑っちゃいました。それから時任三郎の息子役の俳優がダイコンで、もっと喜怒哀楽をはっきりした演技をせんかいと思いましたが、調べてみると冨岡涼という役者で、テレビが終了後、俳優業から手を引き、監督に請われて15年ぶりにこれ1本だけということのカムバックだそうで、仕方ないっすということですね、堺雅人がゲストもしくは友情出演ということで、ワンシーンだけ出てきますが、そういう場合は、すぐ彼だとわかるカメラアングルにすべき。最後は、ファンタジーシーンでしょうか、吉岡が生まれてきた子供をあやすシーンで終わりますが、もうどうでもよろしという気持ちになっていました。
55点
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