13 Aug 天間荘の三姉妹 女優陣の熱演を堪能
何の予備知識もなく見た映画ですが、話が進むに連れて、ああそういう映画なんだと気づきました。これは多分好き嫌いに分かれると思います。好きな人は、監督の技に感心し、嫌いな人は、けっバカバカしいと思うのでは。個人的には、女優陣の好演で、最後まで退屈せずに堪能できました。ファンタジーで、天開荘は、言ってみれば、人間の生と死を決める宿。そこで切り盛りをする三姉妹(寺島しのぶ、門脇麦、大島優子)。荘へやってくる人間が三姉妹に絡むドラマの中で、幸せや不幸、喜びや悲しみが浮上します。まず長女役の寺島しのぶ。この人は演技派として定評がありますが、勝ち気でワンマン風のなりを観客に嫌われない女性として表現(こういうのなかなか難しいんですよ)。そして三田佳子。荘へ来る客ですが、さすがベテラン大女優だけあって、出てくるだけで画面が締まります。それから、のん。彼女も荘へ来る客で実質的なヒロインですが、エネルギーに満ちた演技が清々しい。彼女の映画はこれが初めてなんですが、監督がこぞって使いたがる理由がよくわかりました。確か、NHKの朝ドラで人気が爆発。事務所と揉めて芸名が使えないとかのトラブル、で、ノンとして再スタートしたんですよね。一部からはまだ干されているとかとも。それと名前は分からないんですが、イラストレーター志望の女性も、とても良かったです。
75点
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