08 Jan レジェンド&バタフライ 信長と濃姫のラブファンタジー
レジェンドが織田信長(木村拓哉)で、バタフライが濃姫(綾瀬はるか)、典型的な政略結婚の二人が最初は強く反発しながらも、次第に愛情で結ばれるストーリーを、ファンタジーも取り入れ、力強く描いたもの。綾瀬が素晴らしい。気も腕力も強い姫が、次第に信長を愛するようになり、そして、信長への思慕を胸に抱きながら逝く女性を最初から最後まで、完璧に演じています。一方、キムタクは、オープニングの信長。野生的でやんちゃなキャラを表現しようとしたのでしょう。いつも何やらクチャクチャと食っており、家来との悪ふざけもわざとらしい。が、さすがキムタク、中盤から最後まで、武士であることを自覚し、天下を取り、明智光秀の裏切りで(敵は本能寺にありですね)自滅するまで、ダイナミックな演技で見せます。ただこれヒットしなかったんですね。興行収入は24.4億円ですが、製作費は20億円かかってるんです。普通映画は製作費の3倍をあげてトントンといわれていますが、これは東映映画。ということは日本全国の東映が持つ映画館で上映されている訳で、そうなると話は少々違ってきますが、どちらにしろ、大した利益はあがってないとうことです。個人的には残念な点が一つ。贔屓の伊藤英明が、濃姫の忠誠心のある家来役で出ていますが、見せ場がまったくない。無駄使いです。。
75点
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