ボーイズ・ドント・クライBoys Don't Cry実話の衝撃作 - Kenjis Movie Review
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ボーイズ・ドント・クライBoys Don’t Cry実話の衝撃作

インディー系の映画ですが、あまり知られてないテレビ女優でしかなかったヒラリー・スワンクにオスカーを与え、一躍トップスターに押し上げた実話もの。ブランドン・ティーナという人物の殺人事件を扱った映画、ブランドンはトランスジェンダーで、肉体的には女性だけれど、本人は男性だという自覚があるんですね。男性の格好をして徘徊するうちに、チンピラたちと仲良くなり、グループの少女と恋仲になります。結局、チンピラたちに女であることを知られ、激昂した彼らにレイプされ、虐殺されるというドラマです。なんと言ってもスワンクの熱演が、最大の売りです。オープニングの、さらしをきつく胸に巻きつけ、人工ペニスのようなものをズボンに入れ、男の子に見えるよう必死な様子から、少女に恋をし、そしてチンピラたちにレイプされ、殺されるまでをブランドンになりきり圧倒します。「体と心をどうハンドルしていいのか分からない」というシーンが一番良かった。トランスジェンダーという言葉が現在ほど浸透してなかった時代。異端児としての孤独が浮かびます。テレビ用ですが、ブランドンのドキュメがかなり作られています。実際のブランドンは、やさしい顔つきの美少年タイプ。恋する少女は、小悪魔系のセクシーな美少女です。この映画に関するちょっとしたメモリー。チケット売り場で並んでいると、後ろのカップルから話しかけられました。素朴で健康的な少年と少女。この映画どんな映画なの?という質問。タイトルから(男の子は泣かない)、熱血少年の話だと思ったんでしょう。説明すると、オーノーと言って顔をしかめそそくさと映画館から立ち去りました。
            80点

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