ブレットトレインBullet Train しっちゃかめっちゃかのクライムコメディ - Kenjis Movie Review
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ブレットトレインBullet Train しっちゃかめっちゃかのクライムコメディ

見た後、これは「パルプ・フィクション」と「キルビル」を合わせて2で割った作品。ただし質的には1ランク落ちる映画だと思いました。原作は日本人の作家、伊坂幸太郎の「マリアビートル」というものなんですね。ブラッド・ピット扮する殺し屋が、あるスーツケースを回収するために、新幹線に乗り込むところから映画はスタートするんですが、あとは、殺し屋たちが、入り乱れて、誰が誰を何のために殺そうとしているのか、訳が分からなくなってしまいました。全編、東海道新幹線の中で起きるドタバタドラマです。意外な発見は、ブラピはコメディもなかなかイケてるんですね。イケメンがコメディを演るのはなかなか難しいんですよ。一歩間違えると、すごい嫌味になるんです。その点、ブラピは、間の取り方も良く、2重丸です。日本からは、ケン・ワタナベほど派手ではないですが、静かに着々とハリウッド作品が続く真田広之が参加。重厚なサムライ演技です。個人的にいちばん印象に残ったのは、女子学生殺し屋のジョーイ・キング。どこかで見たことがあるな程度の覚えしかなかったのですが、調べてみると主演作もかなりある、若手女優でした。何が何だかわからないクライムコメディですが、飽きずに最後までニヤニヤしながら楽しめます。
         75点

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