フェーム      Fame コーラス・ラインのジュニア版 - Kenjis Movie Review
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フェーム      Fame コーラス・ラインのジュニア版

明日のスターを目指し、ニューヨークにある芸術学校に4年間通う若者たちの群像ドラマ。とても気持ちよく観れる青春ものです。挫折する者。卒業前に成功の切れ端を掴む者。貧困と戦う者。恋に落ち気まずく別れる者。教師に反目する者。母親と衝突。あるいは父親の大きなサポート。様々なドラマが、ビートの効いたミュージックをバックグラウンドに、展開して行きます。若者たちで一番の出世頭は、黒人のアイリーン・カーラ。この映画の主題歌を歌い大ヒット。この後、ジェニファー・ビールズの大ヒット映画「フラッシュ・ダンス」の主題歌も歌い、それも大ヒットさせました。歌手だけではなく女優としても活動が続きました。ハイライトは、ラストシーン。卒業記念公演のようなもので、I sing the body erectricのミュージックで歌い、踊り、楽器を弾きと、若いって素晴らしい(こんな歌もありましたっけ)ということを炸裂させます。ただ最後の方でのエピソード。カーラは、自称エージェントの誘いで彼のアパートに行き、結局、上半身ヌードの写真を撮られてしまい泣きだすのですが、彼女は、ニューヨークの決して裕福ではない家の娘。言い換えるとストリート・キッド。こんな詐欺師が掃いて捨てるほど居るのは百も承知のはず。ましてや訪ねた彼のアパートはなんだか怪しげで、たとえ世間知らずでも、部屋に入ったりはしません。それに、上半身ヌードの撮影だけじゃ済まないよ。レイプされちゃうよ。このエピソード不必要だと思いました。監督は最近亡くなったイギリスのアラン・パーカー。これは1980年度の作品で、確か10年ぐらい前にリメイクされましたが、テクニカルだけの映画で、愛が入ってない駄作。
               80点

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