
13 Jul サブスタンスTHE SUBSTANCEデミ・ムーアの大カムバック作品
ムーアは90年代に活躍した女優。ヒット作も色々とあります。近年は、年下のアストン・カッチャーとの恋愛事情(最後に捨てられる)が話題になる程度で女優としては、このまま過去の人になるのではという感じでしたが、根性の人ですね。この作品でオスカーのノミネーション(長いキャリアで初)というすごい勲章を引っ提げて大カムバックを遂げました。作品としては、興行的に当たったわけでもなく、内容もそうほめられたものではないです。容色の衰え始めたタレント、ムーアが、悪魔の贈り物を手にし、大きな注射器のようなものをズドンと身体に打つと、彼女は倒れその代わりの若い女性が立ち上がってくるんです。この辺はSFホラー仕立て。何度も何度もそれを繰り返した挙句、最後は醜い怪物に成り果てるんですね。ムーアは顔を見ればお直ししたのは一目瞭然ですが、すごいお金を使って身体全体も改造したという噂のある人です。この映画ではスッポンポンになるのですが還暦を過ぎた女性とは思えないすんばらしいボディです。整形美容や若さの保つための狂気の高尚な揶揄もなく即物的な作り方。最後、ムーアの顔をした醜い怪物があっちへ行ったりこっちへ行ったりするシーンは大笑いしてしまいました。ホラーコメディ。ムーアはワンディメンショナルの熱演型。今後どういう作品が続くのか続かないのか、興味津々で待ちましょう。
65点
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