24 Dec キンキーブーツKinky Bootsヒットミュージカルの元の作品
映画はまったく当たらなかったんですね。それをミュージカルというパッケージに変えて出し、世界中でヒットしたというユニークな作品です。日本では、今年早逝してしまった三浦春馬くんの当たり役で話題になりました。靴メーカーのビジネスを継いだ若者が、悪戦苦闘しながら、ドラッグクイーンと知り合ったことから、キンキーブーツを作ることになり、そして成功を収めるというストーリー。展開はこれまで嫌になる程見たのと同じ方程式。ただ、この映画はオーストラリアでも当たらなったんですが、話題にはなりました。主演のジョエル・エルガートンは、オージーなんですよ。彼にとって初の国際映画主演だったからなんです。
パッと見て、お、イケメンというタイプではないので、日本でナカナカ人気スターにはなりにくいと思いますが、じっくり彼を見てくださいね。好感度の高いいい顔をしてます。それにエルガートンは、監督としての才能もあるんです。日本では未封切りですが、ジェイソン・ベイトマンを使ったサスペンスものでハリウッド映画のヒットもあります。今後この世代で、監督俳優を含めて、ムービーメーカーの中心人物になるのは間違いないと思います。映画で凄いなと感心するのは、ドラッグクイーンを演るキウテェル・イジョフォーという黒人俳優。オスカーにノミネートされた「それでも夜は明ける」とは真逆の役。それから、最近エルガートンは、不安症を患っていることを公言しました。体格も良く、喧嘩も強そうな感じですが、繊細な心の持ち主なんですね。ま、そういう多面性があるから俳優をやれるんだと言えるかも知れないです。
60点
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