
09 Nov キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンKillers of the Flower Moon残念ながらマスターピースではなかった
上映時間が3時間半と言う長尺。監督がマーティン・スコセッシ。レオナルド・ディカプリオ、ロバート・デニーロ競演。ストーリーは1920年代のオクラホマ州オーセージで実際に起きた、インディアンであるオーセージ族の人間が次々と殺されていく不審な殺人事件を追ったものと聞けば、誰もがマスターピースを期待するのではないですか。が、残念ながらマスターピースは誕生しませんでした。もちろん駄作ではないですが、表面を撫でただけというと言い過ぎかもしれませんが、色々なドラマに関してもっと掘り起こしてくれればと思いました。アメリカの先住民は、政府によって彼らの土地を剥奪され、何の利点もない土地だけを所有を許されるんですね。オーセージ族もそうでしたが、彼らの土地から、油田が降って湧いたことから、強欲な白人が続々と入ってくるんです。オーセージ族は、一躍億万長者になり、高級車を乗り回し、豪邸を建て、白人のメイドさえ雇う生活ぶり。これは実際の写真や動画が、YouTubeに上がっており興味深い。ここまでのところで、スコセッシは人種差別に関し、何故もっと掘り下げないのだろうと疑問が。ディカプリオは偽善者のワルである叔父(デニーロ)を訪ね、今でいうタクの運ちゃんをしていてオーセージ族の女性と知り合い恋に落ち結婚。先にオーセージに入っていた兄も、族の女性と結婚。そして兄の嫁が死に、他のオーセージ族の人間が殺され、族に好意的な弁護士もヤラレと、不審な死が続き、地元のポリスで何の進展もないと悟った族は、ワシントンまで出かけ、解決を懇願し、FBIが動くという展開。ディカプリオは、糖尿病の持病を持つ妻を時間をかけ時間をかけ毒殺しようとするんですが、FBIに逮捕された後、金目当てではない愛して結婚したと公言しますが、ここも金というモンスターにやられ、妻(子供もいます)を殺そうとする男の葛藤が欲しい。監督もっと掘り下げてくれよと思いました。ディカプリオはいつも口をへの字に曲げてるんですが、実際の男がそうしていてたからなのかなと思っていたのですが、写真を見るとそうではない。何故なんだろう。デニーロも、ディカプリオ兄弟も刑務所行きになりますが、どっちがどっちかは忘れましたが、一方は恩赦で、もう一方は刑がかなり短縮され出所してるんですね。ここも人種差別のにおいが。見ながら、こんなに長くする必要があったのかなと思いましたが(トイレへ行くのを我慢しなければなかったので「笑」)、たださすがスコセッシ、退屈することは全くなかったです。
75点
Sorry, the comment form is closed at this time.