08 Dec ワン・バトル・アフター・アナザーOne battle after anotherなんだか古臭い映画
見てすぐ思ったのは、今更なんでこんな映画を作るんだろうということです。革命家、あるいは運動家のドラマ。70年代、日本では学生デモがあり、アメリアでは黒人による人権運動が。良くも悪くも若者たちが、世の中を良くしようという志のあった頃。ディカプリオは革命家で彼よりうんと過激な黒人のガールフレンドと、行動を共にしてるんですね。この女性は本当に憎たらしく、見ていて本気で大きな嫌悪感を抱きました。後で考えて見ると、そういうキャラなので、見てる人間にそう思わせるのは凄い演技派なんだと納得。よってこの映画のベストパフォーマンスは、ディカプリオでもなく、ショーン・ペンでもなく、この黒人女優で決まり。ペンは警部という体制側の人間で追い詰めていく人間。黒人女性にしつこい執着心を持っているんです。期待通りいつもの粘着質な演技。新作なのでネタバレは厳禁ですが、DNAに関するところ、?を持ちました。ディカプリオは父親役ですが、安定した演技。音楽の使い方は斬新で丸。監督は、異才のポール・トーマス・アンダーソン。彼の「ブギーナイツ」「マグノリア」「ゼア・ウイル・ビイ・ブラッド」などを見てますが、才能あふれる監督ながら、この作品はイマイチ。 65点
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