14 Nov ラスト・クリスマス Last Christmas 最後の10分以外はお粗末な作品
イギリス女優のエマ・トンプソンは、美人ではないけれど才女で、ユーモアとウイットに富んだ女性で好感度の高い人。オスカーの主演賞を「ハワーズ・エンド」で既にゲット。同じく脚本賞も「いつか晴れた日に」で得ている。そのトンプソンが、脚本を書き、プロデューサーとしても関わった映画だというと、いやが上にも期待が膨らむと思います。
ところがフタを開けてみると、これがまったくの期待はずれ。コメディだと思いますが、笑えないし、ご都合主義のホンで、どうしたんだトンプソン。ボケるには早すぎる。こんなお粗末なものに30億ドルもかけて作んなよと思いました。
言うまでもなく、ワムの大ヒット曲「ラスト・クリスマス」をモチーフにしたものですが、こんなつまんないものでは、故ジョージ・マイケルも草葉の陰でがっかりしていると思いますよ。
ヒロインは、最近終了したテレビ番組「ゲーム・オブ・スローンズ」で人気沸騰となったエミリア・クラーク。芸能界志望のついてない女の子の役。まずまずのヒロインぶり。相手役に、「クレイジー・リッチ!」のハンサムガイ、ヘンリー・ゴールディング。もっと感じが良くなっています。トンプソンも、ヒロインの母親役で出ていますが、普通なら脇に居ても光る女優なのに、この映画と同じく、お粗末。おばちゃん、もういいから引っ込んでなと内心ヤジを飛ばしていました。
最後の10分間は、ああこういう事だったのかと興味をひきましたが、遅すぎた。ネタバレはバツなので、映画を見て確かめてください。それから時間がある人は、歌の歌詞(英語)をチェックしてください。ふーんという感じになりますよ。
50点
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