06 Mar ミッドナイトスワン 草彅剛は女装するとブスになるんですね!
とても難しい題材を映画化。今流行りの言葉で言えば、トランスジェンダーのドラマ。簡単に言えば、性転換した人間のストーリー。新宿のニューハーフショーに出ている女装の主人公が草彅剛。バレリーナ志望の少女の世話を押し付けられ、狭いアパートの一室で一緒に生活をする羽目となる。最初は反目していた二人が心を通わせるようになるのが、この映画のみどころの一つだと思いますが。草薙は少女のバレーを見て目を見張り、エンディング近く少女は、家族の反対を押し切って草薙のアパートを再び訪ねるシーンが、それを象徴するものとだと思いますが、100%実感できなかったです。70%ぐらい。よって山場のラスト。海辺の二人のシーンは感動というところまではいかなかったです。一番困ったシーンは、少女がアパートへ戻ると、草薙は一人で布団の中で上に横たわっているんです。それも下半身かなりの出血をして。彼は海外で性転換の手術を受けており、それによる出血なんでしょう。偏見と言われるかもしれませんが、ここはっきり言って不快な気持ちになりました。同時に何で早う病院へ行かないのと思いました。自力による力がない?それならさっさと他のニューハーフに連絡して連れて行って貰えよ。彼らの友情とか絆は、かなり丁寧に描かれていたではないですか。誰一人草薙を見舞う者が居らず、一人で血を出したまま放置という設定は腑に落ちない。こんな事を言うとファンからはクレームが出そうですが、女装した草薙がブスだったことは意外でした。が、入魂の熱演です。歩き方一つを見ても多大な努力をしたことが見てとれます。同じように、少女役の服部美咲は、バレー姿も美しく(4歳からバレーをはじめたそうで当然かも)、これが映画デビューとのことですが、好演です。
70点
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