29 Nov フォードvsフェラーリ Ford vs Ferrari ル・マンに命を賭けた男たちのストーリー
実話だそうです。アメリカの自動車会社の老舗フォード・モーター社は、60年代、ル・マンで常勝するフェラーリのプレステージを垂涎していたんですね。タイミング良く、フェラーリの会社は経営難で、ここぞとばかり買収しようとします。ところが、オファーをけんもほろろに蹴られ、それではファラーリに負けないスピードが出る車と、それでル・マンに出場し優勝することが社命となるんです。それには車もそうですが、優秀なレーサーも必要です。
その社命を任されたのが、彼自身もル・マンにレーサーとして出てことがあるのキャロル・シェルビー。
シェルビーは、イギリス人の破天荒なレーサー、ケン・マイルズに白羽の矢をたてます。もちろんすんなりと車の開発ができ超スピードの車が完成するわけはなく、同時に変わり者のマイルズが簡単に同意するわけもなく、何とかこぎつけるまでのシェルビーの奮戦がこの映画の前半を占め、後半は66年のル・マンに向けての2人の男の命をかけた戦いの中、強い絆が生まれるのが見どころとなります。もちろんル・マンでのフォードvsフェラーリがクライマックスで、エキサイティングなカーレースを見せてくれます。
日本では2020年の公開らしいので、ネタバレはバツなので詳細は避けますが、フォードが勝利を手にしますが、かなりビターなエンドとなります。どうビターなのかは映画を見てチェックしてください。
シェルビーはマット・デイモン、マイルズはクリスチャン・ベイルが演じます。2人とも素晴らしい。
タイトルもそうですが、車の映画かと思いがちで、女性や車に興味がない人には敬遠されるかもしれないですが、車の話ではありますが、それ以上に人間ドラマとして見応えのある映画になっています。
80点
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