16 Apr ゴジラvsコングGodgilla vs.Kong人気シリーズ最新作品は小栗旬のハリウッドデビュー作
初めから快調なペースで、どんどん話が進んでいき、観客を取り込んでいきます。それはいいんですが、話にはついていけず、あれ、南極へ行った筈のコングが、突然香港に現れ、ゴジラと対決するので、これどうなってんの思ったり、あれ、今回のコングは手話が出来るんだと苦笑したりで、頭の回転を早くしないと、このジェットコースターには乗れません。ま、こういう映画に、常識やロジックをもってくるのは愚の骨頂で、何も考えずに、最新の特撮をエンジョイすればいいんでしょう。今回は悪のオッさんが発明したロボットを入れて三つ巴の決闘です。ゴジラとコングは組んで、このロボットをやっつけるんですね。そういう単純なストーリーでした。主演は、アレクサンダー・スカルスガルド。俳優一家で、父親はメリル・ストリープのミュージカル「ママ・ミア」の3人組のオッさんの、一番顔がまずい人といえば思い当たる筈。ただしオールラウンドの演技派、弟はItのピエロをやった俳優。一番下の弟も俳優だそうです。これがハリウッド大作の初主演映画になりました。好感の持てるヒーローぶりです。ただこの映画の実質的な主人公は、コングと手話でコミュニケできるろうあの可愛い少女だと思いましたが。一方、日本のスーパースター小栗旬にとってはハリウッドデビュー作になりました。このシリーズの前回で終わりになった渡辺謙の息子という役どころだそうです。クレジットを見るとエグゼクティブプロデューサーとして日本人の名前が並んでいるので(言いかえると発言力がある)、もっといい見せ場を作ってあげれば良かったのにと思いました。小栗くんの英語は、こちらのネイティブスピーカーによると、グッドということでした。
65点
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