グリース  Grease 大いに楽しめる明朗大ミュージカル - Kenjis Movie Review
3440
post-template-default,single,single-post,postid-3440,single-format-standard,bridge-core-3.0.7,qode-page-transition-enabled,ajax_fade,page_not_loaded,,vertical_menu_enabled,qode-title-hidden,qode_grid_1300,side_area_uncovered_from_content,qode-content-sidebar-responsive,qode-child-theme-ver-1.0.0,qode-theme-ver-29.4,qode-theme-bridge,disabled_footer_top,disabled_footer_bottom,qode_header_in_grid,wpb-js-composer js-comp-ver-6.10.0,vc_responsive,elementor-default,elementor-kit-4228

グリース  Grease 大いに楽しめる明朗大ミュージカル

舞台でヒットしたミュージカルの殆どが映画化されてますが、全てが成功している訳ではないんですね。「コーラスライン」などは最悪のケースです。一方で舞台を超えて大成功しているものもあります。「ウエスト・サイド・ストーリー」やこの「グリース」です。「グリース」は、50年代のアメリカの学園生活を、歌と踊りと笑いで描いたミュージカル。
高校生のダニーとサンデイは避暑地で恋をした後、サンデイがダニーの学校に転校して来たために起こるコメディ。彼らを取り巻く他の生徒のドラマも含めて、恋の突っ張りやさやあて、カーレース、ダンス競技などが山盛りになった一大明朗ミュージカル。ダニーはジョン・トラボルタ、サンデイはオーストラリアが誇るオリビア・ニュートン・ジョン。ヒット曲も満載です。マイベスト3は、「愛のデユット」「愛すれど悲し」それにストッカード・チャニングが歌った「ついてない私」です。
そうそう最初のキャステイングは、2人ではなかったんですよ。ダニーは当時大人気のテレビシリーズ「ハッピーデイズ」のフォンズことヘンリー・ウインクラー。ダニーの役がフォンズとよく似ていて、タイプキャストを恐れ蹴ったあと、当時「サタディ・ナイト・フィーバー」が大ヒットして時の人だったトラボルタに回ってきたんですね。サンデイ役は、マリー・オズモンドかデボラ・ラフィンの二者択一に迷っていたプロデューサーがあるパーティでオリビアに会い、サンデイがここに居たと大抜擢になったのは有名な話。
出演者が高校生には見えないとか、この後、アメリカの若者はベトナム戦争に駆り出されたとかのreviewも目にしましたが、もうごちゃごちゃ言わんとエンタメ100%のミュージカルを楽しめばええのと違いますか。
オリビアは封切りに合わせて、凱旋帰国。合同記者会見に出てきた彼女は当時既に30代でしたが、ブロンドの髪をポニーテールにしてティーンエージャーと言っても誰も疑わないほど可愛かったです。会見の後、部屋から出ようとするオリビアに、「オリビア、近々日本でのコンサートの予定は?」と大声で叫ぶと、立ち止まり振り返り、「その予定よ。日本の人によろしくね」と、スマイルをくれたんですよ。
多分知っている人も多いと思いますが、オリビアに関する悲しいニュース。乳がんのステージ4なんですね。こちらではオリビアに関する最新情報がよく流れますが、画面で見る限りとても元気で溌剌として底抜けに明るいオリビアです。
ガンでステージ4から回復した人も居ます。オリビアもそうなることを祈っています。
                      85点

No Comments

Post A Comment